「南海１号」の第２次試験発掘が終了 ケーソン内の船首の位置を確認 | 中国通信社

4月 25, 2011 （中国通信=東京）広州２５日発新華社電によると、広東省文物考古研究所は２５日、沈没船「南海１号」の第２次試験発掘の状況を発表した。８００年あまり海底に沈んでいた南宋の商船「南海１号」は２００７年１２月、船全体の引き上げに成功し、「水晶宮」に保存されている。第２次試験発掘ではケーソン内の船首の位置を確認し、「南海１号」の全面発掘への基礎を固めた。 「南海１号」の第２次発掘は２０１１年３月末に始まり、約１カ月行われた。広東省文物考古研究所水中考古センターの劉志遠副主任は次のように述べた。第２次試験発掘は文化財の発掘が目的ではなく、ケーソン内の船首の位置を確認し、水、泥、ケーソンなどの標本を採取して、試験と計算を行うことが目的で、全面発掘に向けた経験の蓄積と方法上の準備のために行われた。 ２００９年９月、「南海１号」の第１次試験発掘が行われ、ケーソン内の沈没船両側の舷板の