飛燕、知覧からの帰郷 旧陸軍機、２９年ぶり各務原の川重に:岐阜:中日新聞(CHUNICHI Web)

旧陸軍の戦闘機「飛燕（ひえん）」の現存する唯一の機体が二十九年ぶりに、ふるさと各務原市に帰ってきた。改装する「かかみがはら航空宇宙科学博物館」で展示するため。一九八六年から置かれていた鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館から、戦前に飛燕を製造した川崎重工業岐阜工場（各務原市）に陸送され、十八日、報道陣に公開された。

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「操縦席の一部計器や胴体下部のラジエーター（熱交換器）がなくなっているため、岐阜工場で復元する。現在の迷彩の塗装は、生産時の白地に赤の日の丸模様に戻す」。