言語学者が共通して持っている３つの心 by 田中伸一

6 人のユーザが現在オンラインです。 (1 人のユーザが 言語学コラム を参照しています。) 現在の利用者: 6 もっと... 田中伸一（東京大学准教授） ５年間大学院で英語学・言語学を学び，１４年間大学や大学院で教えてきて思うのは，学者というものは完璧主義型と自由奔放型のタイプの違いこそあれ，共通してほぼ３つの心を備えているということである。これは言語学を専門とする研究者だけでなく，他の専門の学者にも成り立つことと思える。なぜこんなことを意識して考えるのかというと，分野の発展のため１人でも多くの良き言語学者を育てなければならない関係上，その有無を見極めるのも仕事の１つだからである。また，いつも初心を忘れないために自戒を込めるためでもある。 まずは，「不思議がる心」。息の長い言語学者は，たいてい言語現象の不思議に魅せられてこの道に入ったのだということ。私の場合も，やはり大学４年生の時に英語

[sagar]

生成文法界隈に対するdisが…

[dlit]

自分も初心を忘れないように。ただ現象を大事にってのはその通りだけど、「なんで面白いか」ってのはかなり理論（概念、枠組み）に依拠すると思うのでそこも重要かと。個人的に現象（記述）偏重も危ないと思っている

[ublftbo]

”「わからないことを受け入れる心」。”←これは大切ですよね。 / 私は、すんなり物事を理解出来たと思ったことがなく、結構苦しんできたのですが、今考えると、その方が良かったのもな、と思ったりしますね。