北海道新幹線 不安の解消は道の責務（１２月２２日）－北海道新聞[社説]

北海道新幹線 不安の解消は道の責務（１２月２２日） 北海道新幹線の札幌延伸に伴うＪＲ函館線の函館―小樽間（２５３キロ）のＪＲからの経営分離に、函館市が同意を表明した。 これで、並行在来線沿線１５市町の足並みがそろい、政府が求めていた着工条件が満たされた。民主党は政府に、新函館―札幌間（２１１キロ）を含む整備新幹線３区間の着工を申し入れた。 並行在来線は、沿線のどの地域でも住民の大切な生活路線であり、主要都市間を結ぶ新幹線とは違う重みがある。新幹線停車駅への交通手段の役割もあろう。 函館に限らず多くの市町にとって、経営分離後の沿線の姿が見えない中での同意は苦渋の決断だった。 道はそうした不安を解消するために、分離後の交通手段確保に全力を挙げなければならない。沿線住民の生活を置き去りにしての新幹線開業などあり得ないことを、しっかりと肝に銘じるべきだ。 経営分離への同意問題がこじれた背景には、道

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