■三橋渉教授／教員紹介／学科紹介／情報通信工学科／電気通信大学

はじめに 千葉県の片田舎，九十九里浜近くの茂原市出身．電気通信大学に入学したとき，同級生から顔が黒いな，と言われたことを覚えている．船乗りになりたくて，しかし眼が悪く航海士は無理だったので機関か無線のどちらにしょうかと悩み，電通大に決定． 4 年の夏にミンダナオ島までの材木船に乗り組み，員外通信士として当直の真似事をする．ところが，折からの大暴風雨で食事が喉を通らず，すっかり痩せ細ってしまった．晴海埠頭で帰港検疫を受けたときには，船乗りになるという気持は見事に雨散霧消していた．公務員試験を受けていたが，最終面接の時は遥か南方の洋上で台風にあって消耗していたので，内定は無理．通信士の資格があったので乙種で勤務することも可能だったが，帰国後はどの民間企業に就職しようか思い悩んだ．その当時，就職活動は夏から秋にかけてが中心だったと思う． 4 年の後期に履修した航法工学で Chirp Rad

[yyabe]

『・・・何かを「知りたい」という欲求だ．それさえあれば，たまに落ちこぼれても十分にやっていける．』