河北新報 東北のニュース／集団転校は「大量移籍」 仙台育英高陸上部員に震災特例認めず

集団転校は「大量移籍」 仙台育英高陸上部員に震災特例認めず 高校生の将来や被災地救済を掲げた集団転校に、現実的な判断が下された。東日本大震災から約９カ月後の全国大会に出場した駅伝の強豪校、仙台育英高から１０選手が豊川高（愛知）に集団転校する異例の事態は「大量移籍」とみなされた。 昨年４月、各都道府県高等学校体育連盟（高体連）に全国高体連から震災による転校に柔軟に対応するよう依頼文が届いたという。高校総体の参加資格を定めた規定には、例外も認められている。 それでも２４日の愛知県高体連の臨時役員会は「満場一致」（川原理事長）で特例の適用を見送った。昨年１２月の全国高校駅伝に仙台育英高が出場した事実を重く見て、特段の事情はないと判断したからだ。川原理事長は「事実だけを冷静に考えて決めた」と説明した。 多感な高校生が震災でショックを受け、監督交代による変化に戸惑うことは想像できる。しかし強豪

[fm315]

"東日本大震災から約９カ月後の全国大会に出場した駅伝の強豪校、仙台育英高から１０選手が豊川高（愛知）に集団転校する異例の事態は「大量移籍」とみなされた。" #東北ニュース