河北新報 東北のニュース／高密度ＬＥＤで野菜すくすく 栗原・藤電気と明大共同開発

高密度ＬＥＤで野菜すくすく 栗原・藤電気と明大共同開発 特殊な反射板で光のむらを抑えた新開発の開放型ＬＥＤ植物栽培装置 宮城県栗原市の電気工事業藤電気は２２日、明治大農学部の伊藤善一専任講師らと共同で、既存の白色発光ダイオード（ＬＥＤ）を使った開放型植物栽培装置を開発したと発表した。これまでの装置と比べ安価で、高密度の光の照射を実現したという。４月に販売を始める。 装置は高さ１．４メートル、幅１．８メートル、奥行き０．９メートルのラックを３層に分け、各層にＬＥＤを３列（１列当たり１ワット１６個）に並べた。水耕栽培を想定し培地にはウレタンなどを使い、タイマー付きポンプで１日１５分、養液を供給する。 実証実験は、温度や湿度を管理していない通常の民家で実施した。室温１０～１８度、平均室温１５．８度、同湿度４８．８％でルッコラ、ミズナなどを栽培し１カ月で収穫できた。電気代は約８４０円。レタスな