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「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その28(続卑怯)
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「こころ」/夏目漱石についての読書感想文その28(続卑怯)
・卑怯ということに関して言えば、そもそも「人は卑怯なようにできている」ということと「その卑怯な生... ・卑怯ということに関して言えば、そもそも「人は卑怯なようにできている」ということと「その卑怯な生を生きない」という卑怯があるということで前回書いた。さらには先生が御嬢さんをかっさらうという具体的な卑怯もあるにはあるわけだ。あるいは叔父が何も知らず何もできない先生をその反撃不可能なところから攻撃し、親の遺産をかっさらうような卑怯もあった。 しかしそれらも「そもそも人は卑怯な生き物だ」というAと「いや、そんな卑怯な生はダメだ」という生を諦めるBという二つの卑怯に大別できるといえよう。そして先生は自らの行為の結果としてAに到達し、叔父と何ら変わらない自分の姿に愕然とする。一方のKはBを選び、そのまま自殺する。 ・個人的には、AかBか、という選択肢の中でどちらかに収まることができるということは幸せなことだし、それこそAかBかで迷っていれば世間には山ほどAもしくはBの参考となるものがあるように思う。