ケニア：外科医へのインタビュー「なたで切りつけられた手足は切断寸前でした」 (国境なき医師団 日本)

2007年末に行われたケニア大統領選挙の後、争乱状態にあったエルドレットの状況を確認するために現地入りしたMSFチームの要請を受けて、ゲーリー・マイヤーズ外科医は同市にある病院の外科部門を支援するために緊急派遣された。マイヤーズ医師が現地の様子とMSFの緊急援助活動について語った。 私が衝撃を受けたのは、暴力行為の激しさです。診察した患者のうち、少なくとも3人はなたによる深い傷を負っており、もう少しで手足を切断しなければならないところでした。これまでMSFの活動で刃物による傷を見ることは稀でしたが、ここで診察した患者の少なくとも半分は刃物による傷を負っていました。手術をしなければ、おそらく手足を失っていたでしょう。 エルドレットの病院は大変整備されています。ベッド数600床のこの病院は、最大稼動時には手術室が4つ、約７人の外科医、数名の専門医、麻酔科医、看護師がいます。しかし最近の武力衝突

[rna]

「私が衝撃を受けたのは、暴力行為の激しさです。…これまでMSFの活動で刃物による傷を見ることは稀でしたが、ここで診察した患者の少なくとも半分は刃物による傷を負っていました。」