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【古生物学】恐竜絶滅は「すす」が引き起こしたかもしれない | Scientific Reports | Nature Portfolio
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【古生物学】恐竜絶滅は「すす」が引き起こしたかもしれない | Scientific Reports | Nature Portfolio
およそ6600万年前に起こった恐竜の大量絶滅の原因が、チクシュルーブ小惑星の衝突後に大気中に噴出した... およそ6600万年前に起こった恐竜の大量絶滅の原因が、チクシュルーブ小惑星の衝突後に大気中に噴出した「すす」であった可能性を指摘する論文が掲載される。 チクシュルーブ小惑星の衝突によって凝縮した硫酸エアロゾルが成層圏に生成して恐竜が絶滅したという学説が提唱されている。この硫酸エアロゾルが酸性雨を引き起こし、太陽光を反射して地球の地表全体を暗黒にし、その結果、光合成が減り、ほぼ凍結状態になったというのだ。ところが、このシナリオではワニも絶滅していなければならないのだが、ワニは絶滅していない。また、小惑星の衝突によって凝縮した硫酸エアロゾルが形成されることはなく、それが長期間にわたって残留することもないという結論が実験的研究によって導き出されている。 今回、東北大学の海保邦夫(かいほ・くにお)たちは、ハイチとスペインの白亜紀-古第三紀境界(約6600万年前)から採取された堆積物を調べた。海保た