円高のマイナス影響が日本製の付加価値を上回る＝セイコーＨＤ | 最新ニュース | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

［東京 ９日 ロイター］ セイコーホールディングスの石井俊太郎取締役は９日の決算会見で、足元のように円高が進むと、円高のマイナス影響が日本製の付加価値を上回るため、生産を見直さざるを得なくなるとの懸念を示した。 石井取締役は「生産は海外に移している部分もあるが、日本製という価値もある。今までは為替の状況と日本製という付加価値のバランスが上手くとれてきたが、これほど円高になり、為替のマイナス影響が付加価値分を上回ると見直さざるを得ない」と述べた。そのうえで「日本製の価値を売ることを続けられるようにしてほしい」とした。 一方、株安については「株価は高額品の販売に影響する。株安は心配している」とし、特に国内での高級時計の売上などに影響を与えることに対して懸念を示した。 同社は、想定為替レートについて、年初計画の１ドル＝８５円を８１円に修正した。１円の振れによって、営業利益段階で７．５億円の影響が

[news_creeper]

円高のマイナス影響が日本製の付加価値を上回る＝セイコーＨＤ