笑喜（しょうぎ）久文（2015年5月18日放送）| これまでの放送 | ＮＨＫ プロフェッショナル 仕事の流儀

漏水を発見し、修繕する水道技術者。世界トップの品質を誇る東京の水道を可能にした立役者の１人である、笑喜。人々の暮らしの根幹を支える自らの仕事を、 “あきらめてはいけない仕事”だという。 昨年１０月から劣悪な水道環境の刷新のためミャンマーに派遣された笑喜。水が出ない家があると聞けば、休日返上で修繕に出向き、連日３８度の過酷な環境の中で黙々と働き続けた。 たった１軒でも水が届かない家があれば、その人たちは炊事や洗濯ができず、日常生活に支障をきたす。水道網からこぼれる人を１人たりとも出さず、あまねく水を届ける。その理想のために、あきらめず働くことが水道技術者としての誇りであるという。 「“ありがとう”と言われるとうれしいけど、別に言ってくれなくてもいい。水が毎日出て安心して暮らせるようになって、みんなが喜んでくれれば、それでいい。」 漏水防止の仕事は、毎日同じような音を聞き続ける仕事。そんな日々