新潟日報社 netpark ::: 会津若松に新潟からの観光客どっと

東日本大震災の被災地は福島第１原発の事故も重なり、観光面への影響が懸念されてきた。福島県会津若松市では本県と同市を結ぶ「ＳＬばんえつ物語号」の乗客に起き上がり小法師を配るなど、関係者が地道な努力を重ねている。大型連休後半の４日、本県からの観光客らでにぎわった。 同市の中心部の鶴ケ城では天守閣へのチケット売り場に長い行列ができた。市観光課によると、天守閣への入場者数は震災から大型連休前までに７割も落ち込んだ。「原発の影響もあるが、当初は観光施設そのものに被害が出たという誤解もあった」（同課）。地道なＰＲ効果も上がり、大型連休中は人出が例年並みに戻ったという。同市観光公社の山口龍一さん（46）は「駐車場では特に新潟や茨城ナンバーが目立つ」と話す。 ただ、団体旅行の動きは依然鈍いという。会津若松観光物産協会教育旅行誘致推進員の佐藤功武さん（55）は「問い合わせがあった学校や旅行代理店には会津