元熊本ＭＦ加藤健太さんプロ諦め復興支援 - 社会ニュース : nikkansports.com

東日本大震災は今日１１日、発生から８カ月を迎える。宮城県東松島市には、震災を機にプロの道を諦めたサッカー選手がいる。元Ｊ２熊本ＭＦの加藤健太さん（２４）。「被災した家族のため、自分を育ててくれた地元のために恩返しがしたい」と、今年６月にわずか２年で現役を引退し、帰郷した。先月から地元企業の契約社員として第２の人生をスタートさせた。 「いらっしゃいませ」。仙台市のホームセンター「ダイシン幸町店」に入るとひときわ大きな声が響き渡った。胸元に「アイリスオーヤマ」と書かれた黄色のジャンパーを着た加藤さんは、品出しやお客への商品説明など接客に追われていた。加藤さんは「サッカーのユニホームは脱ぎましたが、今はこのジャンパーがユニホームです」と笑った。 苦渋の決断だった。震災後の３月１６日に熊本から帰郷した。大浜海岸から約２キロの自宅は１メートル５０センチほど水に漬かっていたが、幸いにも親戚宅に避難して

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