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キリンビール再生に尽力した2人の社長 引き際を認識、問題に向かい合う誠実さも(2004/3/16... キリンビール再生に尽力した2人の社長 引き際を認識、問題に向かい合う誠実さも(2004/3/16) キリンビールの佐藤安弘会長(68)が30日の株主総会をもって相談役に退く。2月14日に享年72歳で亡くなった真鍋圭作相談役は佐藤氏の前任社長で、この2人の社長時代がキリンのどん底時代だった。見方を変えれば、同社が立ち直る地固めを真鍋、佐藤の両トップ経営者が成し遂げたとも言える。変革のリーダーはどうあるべきか、振り返って考えてみたい。 現在、キリンビールは3年前に佐藤氏と交代した荒蒔康一郎社長(64)に率いられ、ビール・発泡酒のシェア1位の座をアサヒビールに奪われてはいるものの、売上高、利益ともに上昇軌道をたどっている。2004年12月期の連結決算では過去最高の業績を見込む。その基礎を作ったのが真鍋、佐藤両社長であったが、かつてガリバーと呼ばれた同社には考えられなかった厳しいカジ取