久米宏 ラジオなんですけど 2015年08月29日 ゲスト：松尾匡さん（経済学者）

今日のゲストは立命館大学教授の松尾匡さん。アベノミクスの話をお聞きしました。 アベノミクスは金融緩和や規制緩和が柱となっています。金融緩和には批判もありますが、松尾さんは、金融緩和によってつくり出したお金で政府支出を行うという基本的な枠組みについては支持しています。 ただし評価しているのはその基本的な部分だけであって、むしろほかの部分については脚を引っ張る方向になっている。金融緩和によってつくり出したお金を公共投資につぎ込むやり方は支持できないと言います。 それよりは富をできるだけフェアに国民に分配するほうに力を入れる方がいいというのが松尾さんの考えで、むしろその方が景気も拡大するということでした。 今日は久米さんに喜んでいただけて、堀井さんにも熱心に聞いていただいて、嬉しかったです。ありがとうございました。 アベノミクスがうまくいっているのかという話は、「誰にとって」という定義によって評

[maturi]

”つくり出したお金を公共投資につぎ込むやり方は支持できない、 富をできるだけフェアに国民に分配するほうに力を入れる方がいいというのが松尾さんの考えで、むしろその方が景気も拡大するということでした。