東京新聞:“街場”の視点で多彩な評論 内田 樹さん Ｑ 総選挙で日本は変わりますか？:即興政治論(TOKYO Web)

今週で政治特集面は終わります。ご愛読、ありがとうございました。衆院解散・総選挙が迫っています。即興政治論の最終回のテーマは、総選挙で日本は変わるのか。専門のフランス思想にとどまらず、幅広い評論で知られる内田樹さんと一緒に考えてみました。記者・清水 孝幸 清水 総選挙は小泉人気で圧勝した「郵政選挙」後の政治が問われます。振り返ると、格差、偽装、不祥事が目立つ三年余でした。国を統治する仕組みが限界を迎えているのでしょうか。 内田 僕はシステムがおかしいという議論に対しては、それは違うんじゃないのと思っているんですよ。実際、日本のシステムがおかしいといって、構造改革をやってみたり、戦後レジーム（体制）からの脱却とか言って、それなりに法律をいじっているのに、さっぱりよくならない。

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一番幼稚になったのはメディアと知識人だと思うけどね。郵政選挙以前の政治改革選挙だってポピュリズムその物だし。