東京新聞:米空母 ペルシャ湾へ派遣:国際(TOKYO Web)

【ワシントン＝竹内洋一】ヘーゲル米国防長官は十四日、イスラム過激派が攻勢を強めるイラク情勢を受け、アラビア海で行動している空母ジョージ・ブッシュのペルシャ湾への派遣を命令した。米国防総省によると、空母はミサイル巡洋艦や駆逐艦を伴い同日中にペルシャ湾に入り、オバマ大統領が軍事行動を決断した場合に備える。 オバマ氏は、イスラム教スンニ派の過激派組織「イラク・レバントのイスラム国」と戦うイラク政府を支援するため、軍事行動を含めた「さまざまな選択肢」を検討している。米地上部隊の派遣は否定している。 米メディアは、軍事行動に踏み切る場合、有人機による空爆ではなく、無人機攻撃や米艦搭載の巡航ミサイルによる空爆の可能性が高いと伝えた。ただ、特定の拠点を持たない過激派に空爆で打撃を与えられるかどうかは不透明で効果的な攻撃対象は限られるとみられる。市街地では攻撃目標の選定が難しく、イラク市民が犠牲になる懸念