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小説『クォンタム・ファミリーズを刊行 東浩紀さん : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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小説『クォンタム・ファミリーズを刊行 東浩紀さん : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「僕の小説家としての目標は、かつてのサンリオSF文庫のような、純文学とSFを横断するもの」=飯島... 「僕の小説家としての目標は、かつてのサンリオSF文庫のような、純文学とSFを横断するもの」=飯島啓太撮影 批評家の東浩紀さん(38)が、初の小説『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社)を刊行した。近未来の並行世界を舞台にした本格的な長編SFだ。ゼロ年代以降の思想界をリードする論客は、どこへ向かおうとしているのか。(堀内佑二) なぜ小説なのか? 答えは「昔から小説を書きたかった」と単純明快だ。もう一つ、今の批評をめぐる状況の窮屈さに対する不満も理由になっている。「この10年間いろいろとやってきたが、批評で表現できることが限られてきている。若手の言論人に与えられる役割は社会的な発言だけで、とっぴなことができなくなってきた」 東さんは2007年にライトノベル作家の桜坂洋さんとの共作『キャラクターズ』(新潮社)を発表しているが、単独での小説は今回が初めて。元になったのは08〜09年に文芸誌「新潮」に