採算割れ多い除雪 : 群馬 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

建設業界、窮状訴え 「夏の公共工事増加を」 冬の除雪を続けるためには、夏場の公共工事を増やして――。公共事業削減で細る建設業界がこんな悲鳴を上げている。現在、行政から請け負っている除雪作業について、県建設業協会が県に提出したアンケートでは、９割の業者が今後３年間で継続できなくなると窮状を訴えた。 冬場の除雪は、建設業界にとって「行政との協力関で昔からやってきた受けざるを得ない仕事」（協会幹部）だ。重機や人員確保に経費がかかり、降雪の多い地帯を除くと採算割れすることも多く、夏季の公共事業による利益の一部を充ててきたという。 アンケートは、協会の準会員を含む加盟３３３社を対象に行われ、２４６社から回答を得た。県や市町村などから依頼のある除雪作業の費用について、７割の企業が「不足」と感じており、９割以上が「今後３年間で除雪の体制が維持できなくなる」と回答した。 除雪作業には、住民の出勤時間やマン