津波被災の書店 待望の再建 : 岩手 : 地域 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

「感謝」と書かれたはっぴ姿で顔見知りの客と笑顔で言葉を交わす佐藤さん（右）（２日、大船渡市大船渡町で） 東日本大震災の津波で被災した大船渡市大船渡町の書店「ブックボーイ」本店が１日、再建を果たした。一時は再建を諦めかけた社長の佐藤勝也さん（７０）を後押ししたのは、本を渇望する被災地の人々の声だった。（安田信介） 「開店おめでとうございます」「良かったですねえ」。最初の週末となった２日午後、「感謝」と書かれたはっぴ姿で駐車場の交通整理をする佐藤さんに、顔なじみの客が声をかける。佐藤さんは「これから頑張ります」と笑顔で返す。近くに住む市立大船渡中３年木下大成さん（１５）は、「再開を待っていた」と笑顔でコミックを手にした。 佐藤さんの父豪治さんが１９３７年に「みなとや書店」として創業した同書店は、震災前は市内と大槌町で計５店を経営していた。震災による津波で、同市盛町の店舗以外の４店舗が被災した。

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これは、本になってた方？