エネルギー効率改善の富山市、サミットで認定へ : 環境 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

米ニューヨークで２３日、世界の首脳が集まる「国連気候サミット」が開かれる。 地球温暖化防止に取り組む各国の団体も関連イベントなどに招かれ、日本からは富山市などが参加する。「コンパクトシティー」を掲げて公共交通機関を軸とした街づくりを進める同市は、今年創設された「エネルギー効率改善都市」に日本から唯一認定される。 エネルギー効率改善都市は、潘基文（パンギムン）国連事務総長の呼びかけで作られた。環境への負担軽減に取り組む都市が認定され、世界から１０～２０都市が選ばれる予定。富山市は、車が使えない高齢者らが暮らしやすいように路面電車を整備し、二酸化炭素の排出削減につなげた点などが評価された。 同市には、富山駅を境に南北に路面電車がある。そのうち、駅北側を走るのが「富山ライトレール」（全長７・６キロ）。赤字路線だったＪＲ富山港線の線路に路面軌道区間を新設してつなげ、２００６年４月に開業した。高齢者