熊本駅に市電引き込み断念 市長「歩行者の安全確保に課題」 : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

熊本市の大西一史市長は１８日、２０１８年度完成予定のＪＲ熊本駅の新駅舎に、市電を引き込む案を断念することを明らかにした。０６年に県などと基本合意し、検討を重ねてきたが、再整備される東口駅前広場を市電が走ることになるため、歩行者の安全確保が課題となっていた。 市議会一般質問で、坂田誠二議員（自民）に答えた。大西市長は「歩行者や自転車の安全確保、往来の制限に解決策が見いだせない。乗り入れを諦め、駅前計画を見直す」と述べた。 市熊本駅周辺整備事務所によると、市電の引き込み案は、駅周辺整備に伴う、県と市のトップ会談で０６年以降、検討されてきた。政令市移行で市に事業が移管され、１３年の会合で、１４年度中に実現可否を判断することになっていた。

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熊本市長「２０１８年度完成予定のＪＲ熊本駅の新駅舎に、市電を引き込む案を断念」「東口駅前広場を市電が走ることになるため、歩行者の安全確保が課題」