減農薬ツシマヤマネコ米 認定田で田植えピーク : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

対馬市の農家らで結成した「佐護ヤマネコ稲作研究会」が、稲作を通じて国の天然記念物ツシマヤマネコを守る取り組みに励んでいる。一定の基準を設けて減農薬栽培を行い、ヤマネコの餌となる小動物や昆虫などの生物も増やす試み。基準を満たした同市上県町佐護地区の「認定田」では、田植えがピークを迎えている。（島居義人） 対馬北西部の佐護地区は、山がちな島内では珍しく平野部が広がり、稲作に適している。ツシマヤマネコの生息密度も高いとされているが、島での生息数はわずか１００匹前後。環境の変化や交通事故などで数を減らす恐れがある。 このため、環境省対馬野生生物保護センターは、ヤマネコの餌を増やす減農薬栽培への取り組みを春日亀隆義会長（５８）に打診。春日亀会長は以前、旧上県町（現・対馬市）の職員時代にヤマネコ保護の業務にかかわった経験があり、農家の説得にあたった。しかし、大半の農家は、減農薬による害虫被害を懸念。説

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対馬市の農家らで結成した「佐護ヤマネコ稲作研究会」