奈良基督教会 重文に : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）

◇国文化審答申 和風の外観評価 国の文化審議会が１５日に文部科学省に行った答申で、奈良市の興福寺旧境内に立つ「日本聖公会奈良基督教会（にほんせいこうかいならきりすときょうかい）」の会堂と私立親愛幼稚園の園舎が重要文化財（重文）に選ばれた。昭和初期に奈良公園の景観に配慮して建てられた和風の外観が、現存する全国のキリスト教の建築物の中でも珍しいとされた。昭和の建築物が重文に指定されるのは県内では初めて。（佐藤直子） 選ばれたのは、同教会の会堂と幼稚園舎、正門、会堂の聖書台や祭具机などの家具４５点、教会や園舎、家具の設計図１４７枚。県内のキリスト教施設が重文に選ばれるのも初めてで、現在も会堂は信者の礼拝用に使われ、園舎は同幼稚園の園児たちが通園している。 同教会の信者で寺社の修復にも携わった宮大工の大木吉太郎らが、最初は洋風に設計したが県の許可を得られなかった。そのため大木が設計し直し、奈良公園

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ほう。