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音楽文庫 魅力に触れる<上> 楽譜 歴史の語り部 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
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音楽文庫 魅力に触れる<上> 楽譜 歴史の語り部 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
◇独特の音符、筆写に味わい 県立博物館で企画展が開催中(21日まで)の紀州徳川家第16代当主・徳川... ◇独特の音符、筆写に味わい 県立博物館で企画展が開催中(21日まで)の紀州徳川家第16代当主・徳川頼貞(1892~1954年)による音楽関連コレクション「南葵(なんき)音楽文庫」。クラシック音楽ファン以外がその魅力を理解するのはなかなか難しい。身近に感じてもらえるよう、時代背景などを踏まえ、少し違った捉え方をしてみた。(大森篤志) 2万点に上る寄託資料の大半は県立図書館の貴重書庫で保管されている。昨年末、その中から頼貞の恩師ネイラーの手紙が見つかった。頼貞が父・頼倫(よりみち)の死を伝えた電報への返信で、丁寧なお悔やみが述べられていた。頼倫の死は1925年なので、ほぼ1世紀前に書かれたものだ。 自筆譜や書簡が展示されているベートーベンは1770年生まれ。日本は江戸時代、第10代将軍徳川家治の世で、74年に杉田玄白らが「解体新書」を刊行した。亡くなったのは1827年。将軍は第11代家斉となり