厳寒の被災地、物資届かず…死者３６７６人に : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

東日本巨大地震発生から６日目を迎えた１６日朝、東北地方は強い冬型の気圧配置の影響で、盛岡市でマイナス１・４度を観測するなど厳しい寒さとなった。 地震被害で各地の交通が途絶しているうえ、東京電力福島第一原子力発電所で極めて高い放射線量を観測したため車両が通行しにくく、燃料や食料などの救援物資が被災地に十分に届いていない。１５日夜時点で約４４万人が避難所で不自由な生活を強いられている。 一方、警察庁によると、１６日午前９時３０分現在、死者は宮城県１８１６人、岩手県１２９６人、福島県５０９人など計３６７６人、行方不明者は７８４５人で合わせて１万１５２１人。同庁は津波による犠牲者が膨大な数に上り、遺体の引き渡しに時間がかかることが見込まれるとして、１５日夜、被災地での検視手続きを簡略化するなどして作業を急ぐよう指示した。