腎臓提供の被告に有罪…臓器売買事件 : 社会 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

生体腎移植を巡る臓器売買仲介事件で、虚偽の養子縁組をして腎臓を提供する見返りに報酬を受け取ったとして、臓器移植法違反などに問われた無職石川竜哉被告（２１）の判決が２日、東京地裁であった。 若園敦雄裁判官は「経済的利得のために安易に臓器を提供した動機に酌量の余地はない」と述べ、懲役２年６月、執行猶予４年（求刑・懲役２年６月）を言い渡した。また、石川被告を腎不全患者だったクリニック院長・堀内利信被告（５６）（公判中）に紹介したとして、同法違反などに問われたアルバイト矢野勇介被告（３０）を懲役２年６月、執行猶予３年（求刑・懲役２年６月）とした。