公明、都議選直後の解散に警戒感 : 政治 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

公明党が、東京都議選（７月１２日投開票）直後の衆院解散に警戒感を強めている。麻生首相が都議選期間中に、前もって解散を「宣言」する可能性もくすぶっており、太田代表ら幹部は神経をとがらす日が続いている。 「首相が８〜１０日にイタリアで開かれる主要国首脳会議（サミット）の最中、同行記者に解散を宣言しようとしているらしい。何としても阻止しないといけない」 太田氏は２日、国会内で漆原良夫国会対策委員長と会い、こうした危機感を共有したという。 都議選を重視する公明党と支持団体の創価学会は、目下、全国の党所属地方議員と創価学会会員を東京に動員し、親類や知人のつてをたどって票の掘り起こしに全力を挙げている。このため、同党は、衆院選の時期について「都議選と１か月以上離してくれないと困る。８月下旬以降の投開票が望ましい」と、首相に要望し続けている。 これに対し、首相は同党に一切言質を与えていないようだ。しかも