国内初の型 中国の矢じりが出土 NHKニュース

岡山市にある弥生時代中期を中心とする集落の遺跡から、紀元前の中国の戦国時代に作られたとみられる、国内ではこれまでに見つかっていない型の青銅製の矢じりが見つかり、当時の中国との関わりを知る貴重な資料として注目されています。 矢じりが見つかったのは、岡山市北区国体町にある弥生時代前期から古墳時代までの集落跡「南方遺跡」です。 見つかった矢じりは青銅製で、長さ３．７センチ、幅が最大で１．４センチ、厚さが最大で２．４ミリで、全体に平たく、とがった先端から翼のように広がる形をしていて、「双翼式銅鏃」と呼ばれています。 岡山市では、去年４月から南方遺跡の発掘調査を行っていて、この矢じりは、先月下旬、弥生時代中期の水路跡とみられる溝から見つかったということです。 この型の矢じりは、紀元前５世紀から紀元前４世紀ごろの中国の戦国時代に王族の墓から出土されていて、この矢じりも当時の中国で作られたとみられていま