統一球 反発力の基準値下げる NHKニュース

プロ野球で使われている「統一球」について、日本野球機構は、昨シーズンのデータを基に、反発力の基準値をこれまでの数値から僅かに下げることを決めました。 プロ野球が平成２３年のシーズンから導入した統一球は、反発力が小さく、それまでのボールに比べて飛びにくいことが特徴でしたが、昨シーズン、ファンに知らせないまま反発力を高めていたことが明らかになり、当時の加藤良三コミッショナーが辞任する事態に発展しました。 しかし、日本野球機構の調査では、従来より飛ぶように変えた昨シーズンの「統一球」でも、反発力が定められた基準値の下限に達しないボールもありました。 このため、２０日に都内で開かれた１２球団による実行委員会で、今シーズンはボールの実態に合わせるため、基準値の下限をこれまでより０．０１小さい「０．４０３４」とし、上限も０．０１４小さくして「０．３４」と、実態に応じた形に修正することを決めました。