中東の窓──リビア われらの六〇年代文化―花ざかりの森を吹き抜けた旋風

出版社からのコメント 「六〇年代」は熱い時代だった。大学の全共同運動は、高校生を巻き込むだけでなく、社会人として活動していた大人たちにも少なからぬ「思考の時」をもたらしたのではないか。ベトナム戦争の泥沼化から全世界的な反戦運動が、社会をくまなく覆っていた。そして、若者のみならず、誰もが大小の「志」を持っていた時代ではなかっただろうか。事後の展開と結末については功罪相半ばで、何もかもがよき方向へ進んだわけではない。しかし、「六〇年代」は熱く、楽しく、スリリングな時代だったと思い返される。「団塊世代」の端くれである私は、自分が青春時代を送った「六〇年代」というものを、単なるノスタルジーではなく、もう一度振り返ってみようと考えた。 「六〇年代」が何か特別に意味のある時代だったかどうかは、よく判らないが、その時代に何が起こり、当時若者や壮年だった人々が何を考え、どう行動したかなどを書いていただくこ

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品田 雄吉, 小川 隆夫, 白井 佳夫, 鈴木 道子, 宇野 功芳, 玉木 正之, 今野 勉, 砂川 しげひさ, ドナルド・キーン, 渡辺 保, 石関 善治郎, 京須 偕充, 村上 陽一郎, 粟津 則

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