洋楽天国 「米音楽産業 激変の波」という朝日新聞の記事

レコード会社の洋楽部門の経験あり。 今アメリカを中心に全世界で報道されている様々な音楽情報を毎日提供。 昨日（１月９日）、朝日新聞の朝刊が７面の経済欄で、「米音楽産業 激変の波」という見出しで大きな記事を書いた。当ブログを書く筆者にとっては「違和感」が残る記事だった。 記事は、「アメリカで音楽産業が様変わり、ＣＤは売れない、ネットでのダウンロード販売も革新期を迎え、好きな曲が『ストリーミング・サービス』でタダで聴ける時代になり、アナリストは『音楽の安売り競争が加速し、音楽を作るコストを負担する人がいなくなる。音楽産業はさらに厳しくなる』との声もある」と結んでいる。 記事の冒頭で米国の音楽産業の再編に触れ、「売りに出されたのは、ビートルズを生み出した英名門音楽会社ＥＭＩグループ」と書き、「決着をつけたのは米音楽産業の大物デビッド・ゲフィン氏。『あなたたちに参加する』とソニー陣営に伝え、資金を