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蓮實重彦の「大江健三郎殺し」
まあ、本当のことをいうと、柄谷さんと僕とで大江の時代を終わらせちゃったわけですね。大江の時代とい... まあ、本当のことをいうと、柄谷さんと僕とで大江の時代を終わらせちゃったわけですね。大江の時代というのは、いわば一つの物語で、作家はそんな物語から自由になるべきだ、またそれから自由になったとき本当の仕事ができるのだという意識から、僕も意識的に大江を殺そうとしたわけです。大江の時代というものをね。 僕は、同時代の批評家の義務は、時代を先導しつつある作家を殺すことにあると思う。つまりその物語を解体するということですね。三島由紀夫は、大江健三郎が大江の時代を持ったという意味では三島の時代を遂に持てなかった人です。それは、批評家がたえず三島を抑圧していたからなんだと思う。僕の考えでは、中村光夫と寺田透とが、三島の時代の到来を流産させ続けていたという構図ができあがります。三島由紀夫も、この二人には頭があがらなかった。こうした批評家の機能というものはもっと重視されてよい。文壇が緊張感を欠いて面白くなくな
2016/06/06 リンク