カメルーン戦勝利に思う日本サッカーの未来(スポルティーバ) - Yahoo!ニュース

身体的な強さをはじめ、選手個々の能力に優れたカメルーンを相手に、日本がまともに打ち合ったのでは分が悪い。 この試合に勝つためには、“試合を動かさない”ことが重要だったのだ。 岡田武史監督は試合後の記者会見で、こんな話をしている。 「カメルーンをいろいろ分析したところ、あまり前から行きすぎると、向こうもガンガン来る展開になるだろう。ある程度持たせたなかから、プレッシャーをかけるほうが得策じゃないか、と」 かくして、日本は後方で守備を固めた。 加えて、日本にとって重要だったのは、ボールを奪っても安易に蹴らず、じっくりと攻撃を組み立てることだった。 安全第一で縦にどんどん蹴っては、すぐにボールを失ってしまうばかり。また、下手に全体が押し上げようとすれば、逆カウンターを食らいかねない。 右サイドで松井大輔、長谷部誠を中心にパスをつなぎ、そこからゴール前に入れたクロスに大久保嘉人が左サ