この長い長い報告書を、さまざまな方面に思いを馳せながら飛ばし飛ばし読んだわけだが、その終盤に差し掛かったとき、そもそもコレ何だっけと、わからなくなってしまった。キーボードのHomeボタンを押して、文書の先頭に戻って、委員会設置の目的を読んでみると、こう書いてある。 スルガ銀行は、2018年1月に株式会社スマートデイズ(以下、「スマートデイズ」または「スマートライフ」という。)がシェアハウスオーナーに対する賃料支払を中止したことに端を発するシェアハウス関連融資の問題の発生を受け、外部の弁護士で構成される「危機管理委員会」を設置して、事実関係の調査を実施し、同年5月15日、その概要を公表した。 同行は、事態の重要性に鑑み、ステークホルダーに対する説明責任を果たすことが不可欠であると判断し、同日、同行から完全に独立した中立・公正な専門家のみで構成される「第三者委員会」を設置して、事案の徹底調査と