2015年6月に公開され、賞賛の声を浴びた『マッドマックス 怒りのデスロード』。messyでは、社会学者のハン・トンヒョンさんとライターの西森路代さんに、『マッドマックス』の素晴らしさ、特にフェミニズムの視点で、二度に分けてお話いただきました。 ・「アイドルを消費する」日本に、『マッドマックス』が投下したもの ・恋愛関係でなくても男女は協力できる 「当たり前」を描いた『マッドマックス』が賞賛される皮肉 そして2017年3月に、パク・チャヌク監督の新作『お嬢さん』が公開されました。すでに西森さんが本サイトでレビューしているように、『お嬢さん』は『マッドマックス』同様にフェミニズムの視点で饒舌に語るに値する素晴らしい作品です。そこで再び、ハンさんと西森さんにお集まりいただき、『お嬢さん』の魅力について語り合っていただきました。実は『お嬢さん』は、フェミニズムの視点だけでなく、植民地支配への批判