log・考察 まえがきでは、 自身で苦労して確かめた事実ではなく、聞きかじったいい加減な情報で行動し、それを本に書くような当時の識者たちへの怒りがあった。 実利をを求めるだけで愛がないと言いたげだ。現代の我々にも通ずる批判に思える。 ⒈ 動物たちへの憤懣(ふんまん) 動物の研究は、「放し飼いで、動物たちが自由でストレスのない状態を観察するに限る」って感じのことが書いてあった。中でも苦労話はコミカルで楽しく、自分の娘のほうをオリに入れた話などは有名なエピソードだ。 親しくなったカラスが、ふわりと肩に降りてくるくだりが良い。子供のころから憧れてて、アニメの中だけかと思ってた。実話だからねコレ。 ハイイロガンの観察描写もとても愛らしい。不安と強がり、びっくりして慌てふためく様子。首を伸ばすしぐさは親しみをこめた挨拶。犬がしっぽを振るのと同じ意味らしい。 冒頭のアクアリウム howto で即ひき込
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