ここ最近のハリウッドのネタ切れぶりは誰の目にも明らかだが、一方ではそのおかげで小説やコミックを映画化する原作ブームが起きている。これは日本の原作本も例外ではない。しかし日本発といえば、すぐにアニメやコミックが思い浮かぶが、11月5日に公開されるジュリア・リー監督の「スリーピング ビューティー/禁断の悦び」は川端康成の「眠れる美女」が原作。これと同様に、アニメやコミック以外で映画化が企画されている日本の原作本は他にもある。 【関連写真】フランス映画として蘇る、大江健三郎の芥川賞受賞作「飼育」ワールドプレミア 「スリーピング ビューティー/禁断の悦び」はノーベル文学賞作家、川端康成の「眠れる美女」を原作に「エンジェル ウォーズ」(11)でセーラー服姿を披露したエミリー・ブラウニングがヒロインを務める官能ミステリー。全裸で眠る若い女たちの傍らに寄り添い、それぞれに思いを巡らす老人たちを描いた