6月13日、日本では原発再稼働をめぐる議論が熱を帯びているが、欧州の一部では、放射性廃棄物を地中深くに埋蔵する計画が進められている。写真はフランス東部のビュールにある施設で掘削を行う放射性廃棄物管理機構アンドラの作業員(2012年 ロイター/Vincent Kessler) [ユーラヨキ(フィンランド)/ビュール(フランス) 13日 ロイター] 東日本大震災で福島第1原発事故に見舞われた日本では、原発再稼働をめぐる議論が熱を帯びているが、北欧フィンランドでは、放射性廃棄物を地中深くに埋蔵する世界で初めての施設の建設が進められている。 建設地は、首都ヘルシンキから約230キロ離れた同国南西部。施設は「オンカロ」と名付けられ、操業開始後100年間にわたって廃棄物を受け入れ、安全確保のため少なくとも10万年保管するように設計されている。同様のプロジェクトがフランスのビュールでも進行中だ。