次は5000年以上先のネオワイズ彗星、満点の星空を背景に巨大望遠鏡とのベストショットこの画像は大西洋に浮かぶ島々「カナリア諸島」の1つ、ラパルマ島で撮影されたものです。画像の左奥のほうには最近地球から見える「ネオワイズ彗星」が輝き、夕暮れの空の下には雲が見えます。撮影された場所は標高がやや高い位置にあり、雲がそこまで来ていないため天体観測には非常に良い条件になっているのです。 一方、画像の中央と右にあるのは直径が約17メートルもある望遠鏡「MAGIC」です。MAGICは宇宙からやってくるガンマ線を観測するための望遠鏡ですが、ガンマ線を直接検出するのではなく、ガンマ線が地球大気に入ったときに発生する「空気シャワー」と呼ばれる現象による光を観測します。MAGICは複数の鏡を組み合わせて反射鏡が作られており、昼間に遠目から見ても複数の巨大な鏡が設置されている姿に驚かされます。 なお、左にあるのは