日銀が金融緩和の継続を決め、日経平均は33,700円に上昇し、ドル円は141.80円まで円安が進んだ。行き過ぎだと思うし、もはや、金融政策を変更する潮時であろう。バブルや通貨安で引き続く物価上昇を実現したところで、何の意味があろう。放置すると、あとの巻き戻しがきつくなる。そもそも、通貨の安定こそ目指すべきものではないか。もっとも、問題を生じさせずに済ます努力は評価されがたく、文句ばかりつけられがちではあるが。 ……… バブルの時は、1988年の春から秋にかけて28,000円程で小康していた日経平均が、1988年11月以降、するすると上昇し、翌年5月に34,000円を超え、日銀は、ようやく、利上げに踏み切った。一時的に株価の上昇は鈍るものの、11,12月に大きく伸び、史上最高値の38,900円をつける。その後は、よく知られるているように、バブルが弾け、1年後の年末には23,800円まで、大き
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