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ブックマーク / realsound.jp (6)

  • 上原ひろみはなぜ世界のトップ・プレイヤーであり続けるのか? 柳樂光隆が新作『SPARK』を分析

    上原ひろみ『SPARK』が、全米ビルボード・ジャズ・チャート(4/23週付)において初登場1位を獲得した。アルバムは、総合ジャズ・チャートに加えて、トラディショナル・ジャズ部門でも首位を獲得。同部門で1位を獲得したのは日人アーティストとして初の快挙だ。とはいえ、このニュースを聞いても、「あ、まだ1位取ってなかったんだ」くらいにしか思わなかったのが正直なところだ。上原ひろみなら、もう一位は取っているものだと当たり前のように思っていた。 例えば、2011年には、上原が参加したトップ・ベーシスト、スタンリー・クラ―クの『THE STANLEY CLARKE BAND FEAT. HIROMI』が第53回グラミー賞のベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバムを受賞しているし、2013年にはジャズにおいて最も権威のある雑誌ダウンビートの表紙を飾っている。これは秋吉敏子以来で33年ぶりのことだ(ちな

    上原ひろみはなぜ世界のトップ・プレイヤーであり続けるのか? 柳樂光隆が新作『SPARK』を分析
    fakeplastictrees
    fakeplastictrees 2016/04/27
    レキシとすごく楽しそうに演ってたの思い出した
  • プリンスがすべてだった 宇野維正による追悼文

    フェイバリット・アーティストが死んだ。ワン・オブ・フェイバリットではない。自分にとってプリンスは永遠の、これまでもこれからも自分の人生における最愛のアーティストだ。21日未明に海外からの第一報をネットで目にした時、最初は悪戯好きな彼による何か新しい仕掛けなのかと思った。昔、突然プリンスの名前を捨ててシンボルマークになってしまった時のように。それを「かつてプリンスとして知られたアーティスト」と読ませた時のように。そもそも、近年のプリンスは作品のリリースだって、ライブの告知だって、サプライズじゃなかったことなんてないのだ。冗談にしては、今回はちょっとタチが悪すぎるけれど……。しかし、精神的パニックに陥らないようにそれから半日以上すべての情報を絶って、そのあとから恐る恐る国内外のテレビやラジオに触れてみたところ、エンパイア・ステート・ビルが、ナイアガラの滝が、エッフェル塔が、グーグル社のロゴが、

    プリンスがすべてだった 宇野維正による追悼文
    fakeplastictrees
    fakeplastictrees 2016/04/25
    言葉が見つからない。
  • 注目のインディーズバンド・アンドロメルトが語る、佐久間正英の「素材ありき」プロデュース術

    BOØWY、THE BLUE HEARTS、JUDY AND MARY……数々の名バンドを手がけた音楽プロデューサー・佐久間正英が、旅立つ前にインディーズバンドをプロデュースしていた。偉大なるプロデューサーが何故、いちインディーズバンドのプロデュースを手掛けることになったのか? その作品を通して、佐久間氏が関わるようになった経緯と、バンドのメンバーから見た貴重なプロデューサーとしての姿を追ってみたい。 佐久間氏が個人的に気に入ったインディーズバンド、アンドロメルト 佐久間氏がプロデュースしたのは、歌もサウンドも個性的な女性ボーカルのオルタナティブロックバンド、アンドロメルトの8月6日リリースのアルバム『子供と動物』。イラストレーター、ヒヂリンゴ・聖のアートワークと、インパクトのある楽曲タイトルの数々も印象的な一枚だ。 一度聴いたら忘れられない吠えるような歌声としっとりとした繊細さを使い分け

    注目のインディーズバンド・アンドロメルトが語る、佐久間正英の「素材ありき」プロデュース術
  • 岡村詩野と田中宗一郎が語る“音楽ライターのあり方” 「自覚と見極めがないまま文字だけが増え続けている」

    『オトトイの学校 presents 「岡村詩野音楽ライター講座 YMW特別編』でトークを行った岡村詩野氏(左)と田中宗一郎氏(右)。写真提供:YEBISU MUSIC WEEKEND(撮影:Yutaro Suzuki) 11月1日~3日にかけて行われた、恵比寿発のエンタメフェス・『YEBISU MUSIC WEEKEND』。同イベントではアイドルやロックバンド、DJなどのライブに加え、音楽にまつわる各業界の有識者たちが活発なトークセッションを行った。今回は、数々の音楽ライターを輩出してきたオトトイの学校の『岡村詩野音楽ライター講座』の特別編として、講師である岡村詩野氏とゲストの田中宗一郎氏(「SNOOZER」編集長、音楽サイト「ザ・サイン・マガジン・ドットコム」クリエイティヴ・ディレクター)が登壇したトークセッションを一部レポート。音楽にまつわる文章を長年に渡って書き続けてきた二人が、ライ

    岡村詩野と田中宗一郎が語る“音楽ライターのあり方” 「自覚と見極めがないまま文字だけが増え続けている」
  • タコツボ化時代に生まれた奇跡の生命体――くるり新作の音楽的背景を岡村詩野が分析

    米『ローリング・ストーン』誌などに執筆していた音楽評論家、レスター・バングスは、77年当時に「僕らはエルヴィスについて同感していたような具合に何かに同感するということは二度とないだろう」と発言している。それを受け、同じく音楽評論家のグリール・マーカスは「その通りだ」とした上で、「ロックの聴き手はますます分離してしまい、種々雑多な聴き手が互いを無視しあっている」と述べた。これが80年のことだ。驚くことにこうした見識は34年後の今なお散見され、所謂タコツボ化していることの危機感のようなものが延々増幅されながら語られ続ける結果となっている。 だが、果たしてそれは当に危機的な状況なのだろうか、と思うのだ。タコツボ化してバラバラになっているならちょうどいいじゃないか。そもそも、世界中のあちこちには何の遮断もなく魅力的な音楽がたくさん転がっている。その新旧バラバラな音楽を自在にピックアップして同一線

    タコツボ化時代に生まれた奇跡の生命体――くるり新作の音楽的背景を岡村詩野が分析
  • くるりの傑作『THE PIER』はいかにして誕生したか?「曲そのものが自分たちを引っ張っていってくれる」

    くるりの傑作『THE PIER』はいかにして誕生したか?「曲そのものが自分たちを引っ張っていってくれる」 くるりが、約2年ぶりとなるアルバム『THE PIER』を9月17日にリリースする。先行公開された収録曲「Liberty&Gravity」でも予感させたように、作には時代や地域を超えた多様な音楽的エッセンスが散りばめられ、これまでにない手触りのポップミュージックを聴くことができる。今回リアルサウンドではインタビュアーに宇野維正氏を迎え、くるりの岸田繁(Vo、Gu)、佐藤征史(Ba、Vo)、ファンファン(Tr、Key、Vo)にインタビューを実施。制作時のエピソードから、新作の“新発明”とも呼ぶべき音楽性、さらには現在の音楽カルチャー全般まで、じっくりと語ってもらった。(編集部) 「『もうええ曲はいらんやろ』っていう話になって」(佐藤) ――7月前半に最初に完成したアルバムを聴かせてもらっ

    くるりの傑作『THE PIER』はいかにして誕生したか?「曲そのものが自分たちを引っ張っていってくれる」
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