高熱で寝込んだ、翌々日。 お薬を飲んで、ぐっすり眠った君は。 平熱に戻ってすっかり良くなっていたね。 夕方。 夕食の後片付けをしている時に。 ポカリスエットを飲む僕の姿を見つけた君は。 自分も飲みたい、ってダダをこねはじめたんだ。 もう歯磨きをする時間だからダメだよ、って言ったら。 床にぺたんと座り込んで。 そんないじわるを言うなんて自分のことが嫌いなのかって。 ぽろぽろ涙をこぼして泣き出した。 僕は困った顔をしながらも。 あぁいつものちょっとワガママな君が戻ってきたなって。 安心したんだ。 だからね。 君も安心していいよ。 君のこと、嫌いになんてならないよ。 もしも。 世界中が君の敵になったとしても。 僕だけはずっと君の、君達の味方だからね。 嫌いになんて、なれないよ。 お願いされたって、なれるもんか。 だからね。 安心して。 明日になれば。 ご飯もおやつも、いっぱい食べられるよ。 だか