ナチス・ドイツの強制収容所で虐殺に関与し「死の医師(Dr. Death)」の異名をとるアリベルト・ハイム(Aribert Heim)容疑者(1950年代撮影、撮影場所不明)。(c)AFP/LKA-BADEN-WUERTTEMBERG 【2月5日 AFP】(一部更新)独公営テレビ局ZDFは4日、ナチス・ドイツの強制収容所で虐殺に関与し「死の医師(Dr. Death)」の異名をとるアリベルト・ハイム(Aribert Heim)容疑者が、1992年にエジプト・カイロ(Cairo)で腸がんのため死亡していたと報じた。 同局は、ハイム容疑者がイスラム教に改宗・改名してカイロに潜伏していたとの情報を、カイロ在住のハイム容疑者の息子および知人の証言として伝えた。 ハイム容疑者は、ナチスの強制収容所で麻酔薬を用いずに収容者を手術したり、心臓に直接ガソリンを注射するなどの残虐な医療実験を行い、数百人を殺害し