人気アイドルグループ「欅(けやき)坂46」の衣装が「ナチス風だ」と批判された。この衣装のどこが悪かったのか。なぜ問題になったのか。 問題となったのは、10月のイベントで着用した黒を基調に銀のラインが入った帽子、マントなどの衣装。これがナチス風だと批判された。米国のユダヤ人人権団体が「謝罪を求める」と反発、在日イスラエル大使館は「メンバーをホロコーストに関する特別セミナーに招待したい」と表明した。 総合プロデューサー、秋元康氏は「事前報告がなく、チェックできなかった」、所属音楽会社のソニー・ミュージックエンタテインメントも「衣装の色やその他を含む全体のデザインが、そのようなイメージを想起させる部分があった」などとして、いずれも即座に謝罪した。 世界の軍装に詳しい服飾評論家の辻元よしふみ氏は「問題は色やデザインではなく、ワシをかたどった帽章だろう。ワシの紋章は古代ローマ以来の由緒あるシンボルで