日本における書籍の歴史の意味を多角的に明らかにする論集の第2弾。版本を中軸に据えて、書籍メディアのさまざまなあり方を紹介、社会・歴史のなかでそれらが持っていた力を鮮明に描き出す。 総論│書籍の宇宙 鈴木俊幸 一 たまたま 二 目をくらます仕掛け 1│歴史と漢籍──輸入、書写、和刻 堀川貴司 一 日本文化のなかの漢籍 二 王朝の文化と漢籍 三 禅僧と漢籍 四 近世社会のなかの漢籍 五 近代の状況 2│古活字版の世界──近世初期の書籍 高木浩明 一 古活字版の世界 二 『施氏七書講義』の刊行と享受 三 那波本『白氏文集』の刊行と享受 3│「書」の手本の本──法帖研究の意義と方法 岩坪充雄 一 法帖と呼ばれる「書」の手本 二 和刻法帖研究 三 試案・江戸時代人の目撃した法帖(本)の分類 四 よみがえれ和刻法帖 五 和刻法帖の多様な類型 4│辞書から近世をみるために──節用集を中心に 佐
近世初頭の出版業の開始以降を中心に、書籍を読む歴史の意味を多角的に明らかにする論集の第1弾。日本で本はどんな読み手にどんな読み方をされてきたか、その多様なあり方を描く。 シリーズ〈本の文化史〉刊行にあたって 総論│読書と読者 横田冬彦 一 読者研究における三つの転機 二 読者研究の自立と展開 三 本巻の諸論文から 1│江戸時代の公家と蔵書 佐竹朋子 一 摂家と蔵書 二 野宮家と蔵書 三 三条家と蔵書 2│武家役人と狂歌サークル 高橋章則 一 「天領」と狂歌 二 「移封」と狂歌サークル 三 諸藩武士と狂歌 3│村役人と編纂物──『河嶋堤桜記』編纂と郡中一和 工藤航平 一 『河嶋堤桜記』の構造と特質 二 川島領治水史の再確認 三 地域の自己認識 四 不穏な地域情勢と郡中一和 4│在村医の形成と蔵書 山中浩之 一 在村医と蔵書 二 在村医の処方書──『弥性園方函』と蔵書の関係 三 在村
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