思考実験として。 書誌情報の一環として「新版と旧版の紐付け」及び「返品期限」のようなものを設けることは可能かも知れない。 雑誌の返品期限のように最初から刷ってしまうのではなく、次の(置き換えられるべき)版の刊行に合わせて、「返品対象」として配信される仕組みがあると非常に良い。 現状、近刊情報は普及しつつあり、配信と利用の仕組みもだいぶ見えてきた。が、刊行後の書誌情報の配信については、重版(増刷)情報の登録ですらもたついている。ここにさらに返品期限(新版の刊行に際し返品を促す情報)を盛り込むことは可能か。 新版と旧版の紐付けは、既刊の書誌情報で何度か話題になっている「電子化情報(=電子書籍と底本との紐付け)」とよく似ている。 JPROの販促情報は第二フェーズに入るとのことだが、そこで「新版の案内(と旧版の返品の促進)」情報を扱うことは可能か。 書籍の流通と販促において「返品を促す」情報の流通