タグ

関連タグで絞り込む (2)

タグの絞り込みを解除

BookとSFに関するfiblioのブックマーク (6)

  • 「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編

    オラフ・ステープルドン「最後にして最初の人類」は現代の人類から数えて第18番目の人類の進化を描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドかアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類の歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットとキャラクターは極めて希薄で、現代の作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。 「スターメイカー」はそれをさらに発展させたもので、時間と空間を越えて精神が銀河を飛び回り、エキセントリックなエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河の歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙を創造した存在の意図を探求する旅をする。光速の限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流はテレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、

    「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編
  • 【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編

    選抜条件自然科学、技術に対する信頼がある。宇宙の広大さ・希薄さに気が遠くなる。宇宙と比べた自分の一生や人類の歴史の短さに唖然となる。人類が地質学的時間の果てにヒトならざるものに進化・退化してしまう。何らかの形でエイリアン・地球外生命体と敵対する。政治的でない。あるいは、政治は扱われるがプロットの邪魔をしない、それどころか面白くしている。または、作者の主張が強くて作者の顔がはっきりと見えることがない。 上記の条件のうち、いくつかを満たしているものを作家ごとに紹介する。 作品のオチには触れないつもりだが、途中に何が出てくるかとかそういったレベルでは作品の内容に触れる。 記憶を頼りに書いているので誤っているかも。 グレッグ・イーガン思い入れが多い。ただ、近年のイーガンの長編は自然科学の素養が無いと何を言っているかまったくわからない作品が多いので(高校どころかひどいのになると大学院レベル)、短篇集

    【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編
  • 実写ドラマ化も話題の『三体』とは何か?早川書房編集者が語る「海外SFとして異例の盛り上がり」 | THE RIVER

    史上最大級のSFドラマに備えよ。話題沸騰の中国SF小説『三体』が、2023年にNetflixで実写ドラマ化を果たす。初解禁された映像は、すでにファンの間で大きな話題となった。 『三体』(実写ドラマ版原題は「3 Body Problem」)は劉慈欣による小説。ニュートン力学の「三体問題」を一つの題材に、地球より遥かに進んだ文明を持つ「三体星人」と人類による、数世紀にまたがる戦いを描く作品だ。かつてない規模の物語に、バラク・オバマ米前大統領ら著名人らがこぞって愛読。「ゲーム・オブ・スローンズ」製作陣らとNetflixによって実写映像化されることは、ある意味当然の帰結だ。 中国SF作品ということで、(筆者がそうだったように)馴染みのない方はとっつきにいと思われるかもしれない。しかし読み進めるうち、その想像を絶するスケール感と胸を焦がすロマンチックな展開、手に汗握ってページを湿らせるほどの熱いド

    実写ドラマ化も話題の『三体』とは何か?早川書房編集者が語る「海外SFとして異例の盛り上がり」 | THE RIVER
    fiblio
    fiblio 2022/12/16
  • 神林長平の魅力はどこにあるのかしらん? - 基本読書

    はじめに 戦闘妖精雪風、敵は海賊シリーズが有名だが一般の人間にまでは知られていない神林長平。しかしなお根強いファンが大勢いる(はず)。もはや日SF作家クラブの会長であって、もうちょっとなんかこう、色々あってもええんじゃないかな? と思うのだが話題になることが少ない。Wikipediaも驚くほど簡潔な内容しか書いていないし。Amazonのレビューも10を超える事がほとんどない。最近新作を出していないということもあるが(正義の眼が出た時は久しぶりの敵は海賊シリーズだということでネットでも盛り上がった)ひょっとしたらあまり読まれてないんじゃないのかしらん? と思い、とりあえず魅力でも語ってみるかと思った次第である。そもそもこの魅力、神林長平の場合非常にわかりづらい。何故わかりづらいのかさえもわからない。その辺も含めてちょっと。 神林長平作品を読んでいて誰もが一度は思う事がある。 どれもこれも同

    神林長平の魅力はどこにあるのかしらん? - 基本読書
    fiblio
    fiblio 2017/06/01
  • やっぱりハヤカワが好き!海外FTおすすめ本。 - おのにち

    こんにちはみどりの小野です。 私やっぱり好きなんです…ハヤカワが。ハヤカワ文庫が。 (画像は早川さん。ドラマCDまであるのか…!欲しい!) ハヤカワと言ったら青背と呼ばれるSFですが、今日はあえてハヤカワFTを紹介します。(SFファンが怖いから日和った…訳ではある!) 今週の3連休にサクッ、と読めそうな2,3冊で完結しているもの、軽めのライトファンタジー中心の品揃えです。 良かったら読んで見て下さいね! 死せる魔女がゆく/キム・ハリソン 死せる魔女がゆく 上 [魔女探偵レイチェル] (ハヤカワ文庫FT) 作者: ハリスンキム,エナミカツミ,月岡小穂 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2007/09/21 メディア: 文庫 クリック: 7回 この商品を含むブログ (21件) を見る あたしの名前はレイチェル・モーガン。優秀な魔法使いで“異界保安局”の敏腕捜査官だ。来なら邪悪な魔法を操

    やっぱりハヤカワが好き!海外FTおすすめ本。 - おのにち
    fiblio
    fiblio 2015/10/11
  • もうすぐ絶滅するという微生物の書物について

    非線形 @_mod_p 「こちらが第三図書館惑星です」「ただの海に見えますが、海底にが?」「いいえ、水の中にいる微生物が書籍なのです、書籍微生物なのです。我々の文明はすでに情報化が進んで数千世紀たっておりますので、情報をこのような形でしか保存できないのです。このような惑星が数億個あります」 非線形 @_mod_p 「DNAは物質としては1m以上にもなる長いものを直径数μmの場所に保存することができる高密度の情報パッケージであり、かつ生物化することで自己増殖するのでメンテナンスする必要がありません。」 非線形 @_mod_p 「ご依頼のは54 68 65 20 43 6F 64 65 78ですので、それに合わせた抗生物質でスクリーニングすることで取り出すことができるのです。取り出した後にゲノムDNA配列をシーケンスして文章に戻します。時間がかかるのは申し訳ないことではありますが」

    もうすぐ絶滅するという微生物の書物について
    fiblio
    fiblio 2015/06/13
  • 1