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2009年1月25日のブックマーク (5件)

  • 歴史を後ろからみる「名誉の戦場」

    もちろん、わたしが死ぬ可能性は100パーセント。だけど、病死か交通事故死しか想定していなかった。 そんなことを気づかされ、失笑する。徴兵され、戦場でたおれることだってあるのか?いいや、いまや全体戦場の時代だから、前時代的な「戦死」はありえない。むしろ遠くからやってきたミサイルに蒸化される可能性の方が高い。 時代も距離も遠い場所にある戦場をもってくるために、面白い「語り」をやってのけている。家族の歴史をやるんだ。語り手の「いま」から外れて、おばあちゃんや叔母さんの話を始める。「かつて」と「いま」とを行ったり来たりするリズムを、「波」に喩える評があるが、まさにそんな感覚。 この、家族を次々と紹介していき、家族史をさかのぼるところなんて、アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」を思い出す。アーヴィングにまけずおとらず、魅力的なエピソードが満載で、読み手はくすくす、にやり、爆笑したり、大変いそ

    歴史を後ろからみる「名誉の戦場」
  • はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 - 情報考学 Passion For The Future

    ・はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 ストレスなくパッパと仕事を片付けるための方法論"GTD"の入門書。百式管理人が監修で大変読みやすい翻訳になった。ライフハックに興味のある人は必読である。 GTDメソッドの要点が冒頭で要約されている。 ・頭の中の「気になること」を"すべて"頭の外に追い出そう ・それらすべての「気になること」について、求めるべき結果と次にとるべき行動を決めよう ・そうして決めた、とるべき行動を信頼できるシステムで管理し、定期的に見直そう GTDではその第1プロセス=「気になること」の徹底的な棚卸しが重要だ。自分が気になることを網羅するのは意外に難しい作業である。あれもやりたい、これもやりたい、時間があったらさらにあっちも、などと発想を広げていくときりがないような気がしてくる。そのほかにどんなカテゴリがありましたっけ?と悩んで作業が止まることも多い。 そのような状況を

  • 30年を経ても変わらないルール - 書評 - ビジネス・ゲーム : 404 Blog Not Found

    2009年01月22日06:30 カテゴリ書評/画評/品評Love 30年を経ても変わらないルール - 書評 - ビジネス・ゲーム 訳者の一人でもあられる福沢様より献御礼。 ビジネス・ゲーム Betty Lehan Harragan 福沢恵子 / 水野谷悦子訳 [原著:Games Your Mother Never Taught You] 勝間さんがすでに紹介しているせいか、Amazonの在庫が払拭しているのだけど、今書評しておきたいので。 書「ビジネス・ゲーム」の原題は、"Games Your Mother Never Taught You"。見ての通り、元々はビジネスウーマンのためのビジネスルールブックだったのだが、邦題がユニセクシャルになっているのは「会社のルール」と同様で、1977年に発行された書は、同著の種でもある。 目次 - Amazonのものを追補。 第1部 まず、ゲ

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  • 心を射抜く一冊 - 書評 - 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 : 404 Blog Not Found

    2009年01月24日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Code 心を射抜く一冊 - 書評 - 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 日実業出版長谷川様より献御礼。 六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座 荘司雅彦 初出:2009.01.22; 販売開始まで更新 これだよ、これ! こういう法律のを待っていた! 法律というものを知りたい人が、最初に読むべき一冊。 すでに読んでしまったのことをきれいさっぱり忘れてでも、そうすべき一冊。 書「六法で身につける 荘司雅彦の法律力養成講座」は、「書評 - 最短で結果が出る超仕事術」ならびに「嘘を見破る質問力」が、いよいよ職である法律について書いた渾身の一冊。間違いなく、著者の最高傑作であり、今後の一般向け法律のあり方を根底からくつがえすことになる作品。 目次 - Amazonより 第1章 六法ってなんだあ? 1 六法全書の役

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  • 立花隆の読書術

    「知の巨人」の、かなり特殊な読書術。反面教師として得るところ大。 一読した最初の印象は、「ごはんを美味しくべてるだろうか?」。想像を絶する忙しさだろうし、「寝るヒマ・うヒマもない」のは自慢の証だろう。でも、たまには時間をとって、味わって楽しんで事することがあるのだろうか?と心配になる。 というのも、その読書スタイルがあまりにも「もっと!」「イケイケ」で、あたかも生き急いでいるかのように見えるから。角栄、サル学、脳死で勉強させてもらい、その超人ぶりはあこがれでもあったのだから。 たくさんの「気づき」を得られたが、その読書法は、かなり強引だ。 いちばん大きいのは、「読まないと決めたら、そのは断固として読まない」こと。これは立花氏だからこそ言えるのであって、わたしがマネしてはいけない。たちまち世界をせばめてしまい、狭窄した視野で偉そうに語りはじめ、失笑を買うのがオチ。 わたしの場合、歯が

    立花隆の読書術